クライアントとユーザーを深くつなぐのは、
「戦略」に基づくデザインの力。
デザイナー 近田晴香
- Profile
- 2019年入社。大学ではグラフィックデザインを専攻。デザインとアイデアの力で誰かの役に立つ仕事をしたいと思い、広告業界に絞って就活。幅広い事業領域を持ち、ワンストップで顧客課題を解決することができるXROSSINGに惹かれ、デザイナーとして入社。
プロセスとビジュアル、
両軸の可視化もデザイナーの役割。
私の所属する戦略デザインファームは約2年前に立ち上がった部署。複雑化するクライアントの課題発見から、その解決方法のアウトプットまでを、ユーザー視点で戦略的に提案することがミッションです。市場やユーザーのマーケティングやブランディングも含めたクライアントへの新たなアプローチに、各部門から集まったメンバーで取り組んでいますが、私は主に課題解決策のビジュアル化を担当。ポスターやWEBサイトのデザインのみならず、ユーザビリティに優れたサイトの設計、コンセプトワークのディスカッションへの参加など、デザインワークと同じレベルで「戦略」のプロセスを描く役割も担っています。そんな「デザイン」と「戦略」を常に意識し、両軸を可視化する今の仕事に、入社2年目でアサインされましたが、デザインスキル以外の幅広い知識やノウハウも日々吸収しながら自分を磨き続けています。
課題解決のためのロジックを
的確に落とし込んだデザインに。
入社1年目は主にチラシやパンフレットのデザインを担当しました。ルールに則り、正確に、スピーディーにデザインすることが求められるため、プロとしての仕事の基礎やスピード感を経験する1年に。今はその糧をベースに、戦略デザインに基づくコンセプトに沿っているかに着目してデザインしています。たとえば色を赤か青、どちらにするかを考える時、なぜその色を選ぶのか根拠を示せなければ、それは私の好みであり、コンセプトのビジュアル化につながりません。戦略デザインで示す課題解決のためのロジックを、的確に一つひとつ落とし込むことで、クライアントやユーザーの心を動かすようなビジュアルに仕上げることを目指しています。デザインに迷ったり、表面的なデザインになってしまいそうな時は、様々な分野で活躍してきたチームの先輩が、それぞれにアドバイスをくださいます。正解がないデザインの世界だからこそ、周りの客観的な意見やターゲットの意見に耳を傾けることを大切にしています。
私らしさを活かすことで、
心に響き、行動を促すビジュアルを。
ある先輩ディクレターに「デザイナーとして成長するには?」と質問した時、仕事以外のことにも深く興味を持つことが人間性を深め、デザインにも深みが出るのでは——とアドバイスをいただきました。私はこれまで特に趣味がなかったのですが、最近は映画鑑賞や読書をするように。興味の幅が広がったことで、知識が増え、人との交流も活発になりました。こうしたデザインとは直接関係のないものも、いつか自分らしさや深みとなり、業務に活きるのではと感じています。そんな活躍する先輩方それぞれが持つクリエイティブのロジックを身近で聞けることも糧となっています。この部署では一般的なデザイナーとしての仕事の領域を超え、いろんなことに挑戦でき、成長できる環境があります。「戦略」を常に意識することで身につく幅広いデザインの力を、クライアントの課題解決に、そしてユーザーの心に響き、行動を促せるようなビジュアルにつなげたいと思います。